排出バージョン：04-05
カード№：□119
使用バージョン：08-09
パラメータグラフ：11/13/14/14/14/17/83
特殊能力：攻撃につなげるディフェンス
チームスタイル：プレッシング
連携グループ：D


今回のカード使用感は、アルゼンチン代表のパスワークの中心を担う
エステバン・カンビアッソです。
ボランチで使用しました。

①：献身的な守備
　　白ボランチという広い枠の中でも、抜群の運動量を誇っており、
　　その守備に関しては、非常に献身的。
　　ルーズボールを積極的に拾いにいったり、他の味方のボランチが
　　止めそこなった相手にも、いち早くチェックをしかけ、
　　ディフェンダーの負担を大いに減らしてくれました。

②：無難なつなぎ
　　敵から奪ったボールのつなぎのパスの質は、中々に高いです。
　　味方がフォローに来ず、敵に囲まれた場合でも
　　ある程度はドリブルで運んでつなぐことができる、無難な感じでした。
　　ただし、テクニシャンタイプのボランチに見受けられる、様々なパスで
　　攻撃の基点になる、といったことは期待できません。
　　あくまでもどこまでも、安全さを重視したAIになっているようです。

③：奪取力
　　献身的な守備はいいとしても、奪取力は及第点に及ぶか及ばないか、
　　といったところ。
　　もともと当たり負けにはあまり強くなく、分が悪いと吹っ飛ばされます。
　　スピードタイプのフォワードに寄せていって奪取する、といったことはよく
　　目にするものの、パワータイプのフォワードにしつこく当たって
　　奪取する、というのはほとんど望めません。

④：ユーティリティ性
　　広い守備範囲を任せられる一方で、その守備位置に見合った
　　万能性には欠ける印象。
　　彼の場合、ワイドにしっかり守っていくような守備が目立ちますが、
　　一人でその場所を完璧に守りきるのは、とても難しい。
　　1ボランチを彼一人に任せるのではなく、ボランチ数を
　　増やして、フォローを付けたほうが光ります。

⑤：総評
　　ボランチとして必要なものを最低限備えている感じはしますが、
　　他の優秀なボランチと比べると、あらゆる点で微妙に劣っています。
　　しかし、守備範囲が広く、高いクオリティのパスワークに参加できる、など
　　とがった面でいうと、ボランチとしては頭一つ抜き出た存在には
　　違いないでしょう。
　　私的には結構好きなタイプなのですが、好みが分かれるといえば
　　分かれるタイプのカードかもしれません。